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僕はP-Nutになりたかったお話

社会人になって、「昔バンドやってた」大人に数え切れないほど遭遇した。

昔バンドやってた芸人も成り立つほど、自己紹介の常套句として用いられる魔法の言葉だ。

 

かくいう僕も、もれなく「昔バンドやってた大人」になり腐ったわけだが。

 

しかし、この言葉は用いられる頻度や口触りの良さとは裏腹に、恐ろしいほど中身のない言葉でもある。

 

"健全な"男子中高生であれば、(仮に本人ではなくとも)一度は経験するであろうバンドブームは、中長期的に見た人生レベルの風物詩ともいえるものであり、童貞喪失に並ぶ一種の登竜門的な役割を果たしていると僕は思う。

 

母数が多い故、その言葉はより抽象的に、より当たり障りのないものへと変化したのだ。

 

僕はこの風潮に一石を投じたい。

僕は「昔バンドやってた大人」ではなく「P-Nutになりたかった大人」なのだと高らかに宣言しよう。