ぼくたちは中央線に乗って

久しくおブログを更新していなかったのは、

ぼくが「活字の練習」と銘打つこの行為を

仮にサボっても、世間に有意義たる文章を

お披露目できる物書きになったからではなく

 

これはつまり多忙に多忙を極めた悲しき

サラリー戦士のドキュメンタリーなのだ。

 

書くことがない日もあれば、

重ねて書く時間や書く端末がない日もある。

 

そんなぼくがようやく重い腰を上げて、

くるりをBGMに市ケ谷駅前のルノアールで、

こうして日本語に向き合っているのは、

もう仕事で千代田区に出向くことがなくなるから。

 

無粋なことを言えば正確には総武線なのだが、

 

あの頃のぼくらは中央線に乗って

世界中どこだって行けていた。

そんな気がした。f:id:dr3081:20170627135817j:image