ぼくたちは中央線に乗って
久しくおブログを更新していなかったのは、
ぼくが「活字の練習」と銘打つこの行為を
仮にサボっても、世間に有意義たる文章を
お披露目できる物書きになったからではなく
これはつまり多忙に多忙を極めた悲しき
サラリー戦士のドキュメンタリーなのだ。
書くことがない日もあれば、
重ねて書く時間や書く端末がない日もある。
そんなぼくがようやく重い腰を上げて、
こうして日本語に向き合っているのは、
もう仕事で千代田区に出向くことがなくなるから。
無粋なことを言えば正確には総武線なのだが、
あの頃のぼくらは中央線に乗って
世界中どこだって行けていた。
そんな気がした。